少々二番煎じ感が否めませんが、自分自身専門学生として就活はかなーーーり悩んでいたので、現在就活で悩んでいる人にこれが届けば…と思い記事書いてみました。
はじめに
対象読者
就活で困っている専門学校生
メガベンチャーを目指している方
筆者について
地方の3年制専門学生(就活時2年)
専門前はITはほぼ未経験
メガベンチャー、ミドルベンチャー複数から内定
やってきたこと詳細まとめ
具体的にやってきたことを時系列順にまとめていくと以下のような感じです。
専門1年 前期
- 専門学校に入学、最初に学習した言語はjava。
- 環境構築や簡単なエラーで躓くレベルだったため、まじで苦労。
- ある程度慣れてくると授業外でもPythonやjs、ラズパイを触るように。
専門1年 後期
- 専門学校ということもあり、資格会得を推奨されるためまずは資格会得に向けて勉強。
- 就活への不安もあったため、学校のペースに合わせずクラスの方々より半年先に資格受験。
結果、2021年12月 基本情報技術者試験、2022年1月 情報セキュリティマネジメントを会得しました。
専門2年 前期
- 春ごろに応用情報の試験を受験し合格。
- 資格ばかりで開発能力が身についてないことに気付き、djangoを用いたweb開発などに専念。
また、7月ごろから就活サイト登録するなど、この辺から就活をかなり意識し始めました。
- 就活について不安だったため、逆求人ナビやcareerselect、サポーターズ、paizaなどに登録。
- サマーインターン行くべきだったが、実力もまだまだなところが多かったためすぐには動けず、、。
- 実力上げるためにも、まずはチーム開発!!ってことでサポーターズさんの技育CAMPハッカソンに参加。
ここで初参加ながら努力賞を頂けました。
専門2年 夏休み(8月)
- 8/1から株式会社Spectee様のオンライン長期インターンに参加し始めました。
- 同時に技育展やtornado2022など一か月以上の期間でのハッカソンにも出場しました。
以下のようなプロダクトを作成し、結果優秀賞を頂くことが出来ました。
目次 1 概要2 vol6ハッカソンとは3 技育展とは4 使用技術5 工夫点・機 […]…
専門2年 後期
- 10月くらいから就活を本格的に開始。
- 業界の知見を深めるために短期のインターンに積極的参加しつつ、逆求人やカジュアル面談など通し企業との選考を開始。
※逆求人マジ大事!!!!
- 1月~くらいに初最終面接。
- ありがたいことに、複数の企業様から内定頂くことが出来た。
※最終面接はよく意思確認程度といわれますが、全然普通に落ちます。ちゃんと対策したほうがいいですまじで
これからについて
今後については余裕がある限り以下のようなことに力を入れていきたいなと考えています。
- 開発技術の向上(モダンなフロントちゃんとやりたい)
- セキスぺ、DBスペシャリストの受験
- エンジニア仲間とハッカソン出場
最終的な就活までのスキル状況
【技術レベル】
- Python,Djangoでweb開発をよくする
- サーバーサイド、フロントと共にある程度できる
- モバイルやデスクトップは開発やったことはあるけど、、うーんなレベル
- 仕事柄データ分析(特にgrib)がやたらと向上
【入賞】
2022年7月 vol6ハッカソン努力賞
2022年9月 技育展優秀賞
2022年9月 tornado2022優秀賞
2022年10月 エムティーアイインターン優勝
2022年12月HRBrainアイデアソン優勝
【資格】
2021年12月 基本情報技術者試験
2022年1月 情報セキュリティマネジメント
2022年6月 応用情報技術者試験
【インターン】
- 株式会社Spectee(長期)
- 株式会社エムティーアイ
- 株式会社CARTA HOLDINGS
- 株式会社HRBrain
などなどetc,,
技術ブログ
就活の段階では30~40記事くらいかいてました
【選社軸】
- 社会課題領域のサービスに携われる
- エンジニアがビジネス側にも積極的に関われる
- エンジニアの成長環境
【キャリアビジョン】
目標: | ビジネスについて考慮していけるエンジニアになること |
※理由、社会課題の解決を目指すにあたりプロダクトを企画・考案していく側にいく方が現実的であると考えたこと、自身のハッカソン経験から開発側がビジネス側にも適切に発言していく重要性を学んだことから目標とした。
- 3年後 バックエンドエンジニア
- 5年後 プレイングマネージャー
- 10年後 PdM
結果 メガベンチャー、ミドルベンチャー複数から内定
※注意してほしいですが、たくさんの企業・有名な企業様から内定頂けることがすごいことではないです。(というか複数もらうと内定辞退まじでつらいです)
キャリアプランや社風など鑑みて自分に合う企業に行くのが最も大事です!!
大事なこと・注意点
先に大事だと感じたことも書いておきます。
学校の授業・就活支援のみ頼り切るのは危険
専門学校の授業は広く浅くな座学が多い印象です。専門と名はついてますが本当に専門的なこと(機械学習とか筆頭)は大学の方が上だとは思います、、。
そういった点からも、大学生たちと差別化できるほど技術を伸ばしていくには自学自習が必須になると思います。
また、就職支援も「スーツの着こなしやネクタイの締め方・履歴書の書き方」レベルから指導はしてくれたり、地方の専門学校だと地元企業とのパイプの大きさから県内就職にかなり強いメリットはありますが、、、
逆にいうと当たり前なレベルを重点的に教えてもらう・県外の大手企業への就活は自力開拓する必要があるデメリットなどもあったりします。
その他キャリアセンターが機能してない(そもそも就職課がない)というケースや、就職率に母数弄りのトリックがあるケースもあるため、学校の就活のみ頼り切るのは危ないとこもあるのかなあとは思います。
※詳細なこと知りたい場合は以下の記事・動画など参考になると思います。
こんにちは、今回は、IT系の専門学校の就職事情について今年で就活のIT系の専門学生やこれから入学する方に向けて書いていき…
そのため、「大手に行きたい!!」「県外企業がいい!!」という場合などは自力で頑張ったほうがいいかもです。。。(別クラスや他専門学校でも優秀な方は早い段階から自力で就活始めてる印象です)
資格は絶対な学チカにはならない
ここも要注意です。
専門学校だと資格会得がかなり推奨されますが、メガベンチャーやミドルベンチャーでは実際の開発物やインターン経験の方が評価される印象です。
(実際資格を大きく評価して頂いた企業は少なく、逆に開発経験については100%面接中に聞かれました)
ザックリいうと以下のような順で大きく評価されていた印象があります(※厳密には企業により変わります、これはマジでざっくりな印象です)
基本情報は当たり前感覚なのでほぼ評価されない印象で、実務経験がめちゃくちゃ評価につながりやすいです。
技術ブログのアウトプットもかなり評価される傾向にあるため、知識の定着のためにもいくつか記事書いておくことをおすすめします。
※個人開発については本番運用してユーザーを獲得しているなどであれば上から1、2番目くらいには食い込んでくると思います。あと何より「何のためにやったのか、どんなことを学んだか」エピソードをきちんと語れるようにするのも大事ですね。
逆求人イベントへの参加
これも非常に重要です。
逆求人とは大まかにいうと、通常自分たちが企業を選んで応募するのに対し、逆に企業が履歴書やプレゼンを通し学生を指名して選考を進めていく就活イベントです。
就活をうまく進めていくにはこの逆求人イベントへの参加がかなり有用で、他のメガベンチャーに内定頂いている方々も基本的に使っている印象です。
以下他の方々の記事も貼っておきます。
現在、人材不足などの要因からエンジニアの市場価値は非常に高いといえます。それに伴い、エンジニア採用を希望する新卒の就職…
はじめに わたしは高専卒でWeb系エンジニアとして働くために、今年1年就活をしていました。今回は、そのまとめのブログを書…
専門学校に入学した頃はまともに就職できるのかすら不安でしたが、なんやかんやでちゃんとした会社に入れたという事実に困惑して…
目次 就活する上で大事だと思った事 自己紹介 どのくらい技術力があったのか Android開発を始めたきっかけ インター…
はじめに ソフトウェア開発者のぐりです。 専門学校を休学しながら、Web系を中心に24卒で就活をしてきました。 プログ…
※あとで説明するcareerselectや逆求人ナビなどの就活サイトで行われているので是非参加してみてください。
ちなみにサマーインターンの逆求人は3月~6月、本選考の逆求人は9月~2月くらいまで主に開催されています。
(注意:これらが開催されるのは卒業年度の2年前年度です!2025年卒業の人は2023年のイベントに参加する形になります。)
また、プレゼン資料作成には以下のcanvaがまじで有用でした。
就活の質問対策(言語化)
どんなことを質問されるかはある程度パターン化されています。
もちろん素で話していくことも重要ですが、適切に相手に伝えることも更に重要なので、どのような論理構造で伝えるのか先に考慮しておくことをお勧めします。
例としては、以下のような「よく聞かれる質問50選とその答え」みたいなのは用意して言語化しておくといいです。
※特に開発経験や実際に作った開発物への技術質問はめっちゃ聞かれます。
質問 | 返答 | 重要な意図 |
自己紹介をお願いします。 | ○○専門学校○○科 4年制3年の○○○○と申します。
学校では主に○○や○○、○○を学んでおり、○○目指し日々勉学に勤めております。 また、学校外にも○○にも力を入れており、技術力の向上を目指し尽力しております。 本日はよろしくお願いいたします。 |
学校で習っていることだけでなく学校外でもやっていることを伝える。
自己紹介で話した内容から深堀されて派生していく可能性も高い。 |
最近気になっていたり、興味関心が湧いている技術はありますか? | はい、ありがとうございます。
最近最も気になっている技術はDjangoのライブラリのDjango-channelsになります。 自身が開発しようとしているプロダクト内でPython、Djangoを用いたリアルタイム通信を行いたいと考えているため、webソケット対応にするためにもこのライブラリを使用していきたく、現在気になっている技術になっています。 |
技術への興味を知りたい可能性があるため、興味の理由を深く話せるものがよさそう。(最近っやってることとか)
技術トレンドへのアンテナを見られている可能性もあるため、最近気になってるITニュースにちなんだ回答でこたえるのもよさそう |
技術について情報を得るとき、どのようなものを情報源にしていますか? | etc,, | etc,, |
SPI対策
専門学校は入試がない上、基礎数学のような授業科目もないことから高校レベルの数学、国語で躓く方もいらっしゃるかと思います。
その場合はSPI対策に時間をかなり割かれる可能性もあるため無理に対策しないほうがいいです。
というかそもそもメガベンチャー・ミドルベンチャーでSPIなど筆記試験が出るケースはかなり少ないので、ここは取捨選択していきましょう。
(※基本的にはないですが、SPIやCABがある企業も実際いくつかはあるため、よく調べてから挑んだ方がいいです)
コーディングテスト対策
SPIと違ってこちらはかなりの高確率でメガベンチャーの選考にて出題されるので対策しておくといいかなとは思います。
(全企業から出されるわけではない上、逆求人やゴールデンスカウト・プレミアムオファーから免除されるケースもあるため対策必須というわけではない)
paizaのB~A、atcoderのbeginnerA~B問題レベルが解けるなら大体突破できる印象です。
とりあえずpaizaSランクめざしてやっておくとオファーも来やすくなるしコーディングテスト対策もできるしの一石二鳥なのでおすすめです!
※ちなみにゆめみさんやlineさんは難しい(独自)とよく聞きます、、
今回はWeb系の大手自社開発企業を中心に新卒エンジニア就活をしていた私が、LINEのコーディングテストを受けた感想をご紹…
よく使っていた就活サイト
自分がよく使っていた就活サイトも載せておきます。
※名前などは書きませんが、ここに書いてない就活サイトでは「大卒向けの求人が大半、専門学生向けはあんまりないよ」と言われたり「学歴で案内の優先順位が変わる」といった専門学生には厳しいものもあったりしました。
また、どの就活サイトにも言えることですが、媒体よりもメンターさんとの相性がかなり大きい上、学生への求人仲介もビジネスであることも前提に置きつつ利用させていただくことが大事かなと思います。
サポーターズ
こちらはメンターさんが付きっ切りというタイプのサイトではないです。
特徴をまとめると以下のような形で、ひとことで言えば万能型のサイト。
これに登録しておくだけで大体就活が進みます。
- 逆求人イベントがたくさん
- 就活セミナーも有力
- ハッカソンも多数開催(これがかなり魅力)
- インターン・就活含め情報多数
サポーターズは、IT企業、ベンチャー企業の就職活動の支援に特化したサービスです。就職活動を進める度に支援金がもらえる地方…
キャリアセレクト
こちらのメンターさんにはかなりお世話になりました。
こちらはメンターさんが親身になって「自己分析・ES対策・面接練習」からやってくれます。
まとめると以下のような形です。
- 逆求人有
- 就活に関するセミナー、交流イベントも開催
- 企業説明会も開催
- なによりメンターさんの支援が厚い
逆求人ナビ
こちらのメンターさんにもかなーーりお世話になました。
こちらは他と違い「逆求人特化型」になります。キャリアセレクトやサポーターズさんだと逆求人参加までに選考のようなものがありますが、こちらはプロフィールの登録のみで参加可能でした。
まとめると以下のようになります。
- 逆求人特化
- メンターさんが手厚い(プレゼン練習などもつきっきりで見てくれる)
- まじでメンターさんがよかった
逆求人フェスティバルとは、経営者・採用担当者と1対1で面談し、企業から「スカウト」される就職活動イベントです。就活サポー…
paiza
こちらは上記三つとは毛色が違い、コーディングスキルを元に企業からのオファーがきます。
ここでは特別なゴールデンスカウトなども来るケースがあり、コーディングテスト対策がてらA~Sランクまでスキルを上げておくといいと思います。
- プログラミング問題を解いてスキルランクが上がる
- ランクによりオファーも来る
- コーディングテスト対策に使える
ITエンジニア・プログラマ専門の総合求職・学習サイト【paiza(パイザ)】。プログラミングスキルチェックで実力を可視化…
最後に
以上、私が就活でやってきたことでした。この記事がこれから就活を控える専門学生にとって有意義なものになることを祈ってます!
また、選考に関わっていただいた企業・社員の皆様、ご相談に乗ってくださったメンター様、エンジニア仲間・先輩の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。